なりやすい性格

カウンセリング

原因ははっきりしていない

うつ病は誰もが罹り得る病気ですが、なりやすい性格があると考えられています。多くの医師が最も罹りやすいと考える性格は、完璧主義や生真面目なタイプです。自分にも他人にも高い理想を科すことが多く、それが現実にならないと強いストレスとなります。それによって自分を責め、さらに他人のことまで自分の責任と感じてしまい、落ち込むことがよくあります。仕事に限らずプライベートの事柄にも同じように感じてしまうため、心が休まるときがありません。また、責任感や義務感が強いタイプも同様です。反対に、なりにくい性格は楽観主義で物事にこだわらないタイプです。何事も肩の力を抜いて適当にやり、疲れたら愚痴を言うなどしてストレス発散することが大事だと考えられています。それにうつ病の症状は男女によって違いが出ます。女性では、月経不順を訴える人が圧倒的に多いです。さらに憂鬱な気持ちや悲しい気持ちに襲われたり、友人や家族と話しても楽しくなくなったり、過度に甘いものが食べたくなったりといった症状が次ぎます。一方、男性では集中力が落ちることによって仕事効率が低下するのを問題に感じる人が多いです。そして、勃起障害や性欲の低下、些細な決断もできなくなるという問題が次ぎます。うつ病の原因は未だに明確になっていないものの、脳の機能低下によるのは間違いないだろうといわれています。その原因の仮説の一つが、モノアミン仮説です。モノアミンとは情報伝達物質の総称で、脳の神経細胞同士をつなぐ役割を持ちます。そして、モノアミンの内うつ病に関係していると考えられるのが、ドーパミンとノルアドレナリン、セロトニンです。使われている抗うつ剤の多くは、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンを増やしたり再吸収できるようにしたりする効果があります。これはモノアミン仮説を基に開発したからです。しかし、飲み始めてすぐに効果がないことが、仮説を立証するまでに至っていません。そのため、新たな仮説がいくつか挙がっていますが、その内の一つが神経損傷仮説です。人は強いストレスを受けると、コルチゾールやノルアドレナリンなどの、ストレスに打ち勝つためのホルモンを分泌します。特にコルチゾールは血圧や血糖を上げる作用があり、この状態が続くと高血圧や高血糖になるなどの可能性があります。健康な状態であればいくつものホルモンが互いにバランスを取り合っていますが、強いストレスによって均衡が崩れると、脳神経を破壊しかねないのです。脳神経の破壊によってモノアミンや脳由来神経栄養因子が不足することが、うつ病の原因ではないか、というのがこの仮説です。どの道、過剰なストレスがうつ病を引き起こす要因となっているのは共通しています。

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